Highlights of Notable Court Decisions
裁判例紹介
主旨
この裁判例紹介では、近時公表された裁判例のうち、ビジネス上参考となりそうなものについて、事案の概要と判決・決定の要旨をご紹介するとともに、各関連分野を専門的に取り扱っている弁護士が簡潔な解説を行います。各記事は、短時間で目を通せる程度の文字数に収めています。定期的に新しい裁判例を追加してまいりますので、継続的にご確認いただくと、主要な最新裁判例を限られた時間内でフォローいただくことができます。
※各裁判例紹介の詳細はLegal Lounge会員限定コンテンツです。このコンテンツをご覧いただくには「Legal Lounge」の会員登録/ログインが必要となります。
裁判例紹介一覧
-
ファイナンス
利息制限法1条所定の制限利率を超える利率の利息を定めた社債について、特段の事情がある場合を除き、社債には利息制限法1条の規定は適用されないとした事例
最三判
掲載日:2021年10月26日
-
労働(同一労働同一賃金)
無期雇用の従業員に対して賞与を支給し、私傷病による欠勤中の補償を行う一方で、有期雇用の従業員に対してこれをしないという労働条件の相違が労働契約法(平成30年法律第71号による改正前のもの)20条にいう不合理と認められるものに当たらないとされた事例
最三判
掲載日:2021年10月26日
-
労働(同一労働同一賃金)
無期雇用の従業員に対して年末年始勤務手当、年始期間における祝日給、扶養手当を支給し、有給の病気休暇、夏期冬期休暇を与える一方で、有期雇用の従業員に対してこれをしないという労働条件の相違が労働契約法(平成30年法律第71号による改正前のもの)20条にいう不合理と認められるものに当たらないとされた事例
最一判
掲載日:2021年10月26日
-
特許法
特許法102条1項による損害額の算定に関する大合議判決
知財高判(平成31年(ネ)第10003号)
掲載日:2021年10月26日
-
著作権法
音楽教室における楽曲の使用(演奏)のうち、教師による演奏行為については演奏権の侵害が成立し、生徒による演奏行為については演奏権の侵害が成立しないとされた事例
知財高判
掲載日:2021年10月26日
-
事業再生・倒産
支払停止前に締結された請負契約に基づく注文者の破産者に対する違約金債権の取得が、相殺禁止の例外である破産法72条2項2号にいう「前に生じた原因」に基づく場合に当たるとされた事例
最三判
掲載日:2021年10月26日
-
買収防衛策
取締役会決議のみによって導入・発動され、株主意思の確認が予定されていなかった買収防衛策に基づく新株予約権の無償割当てについて、「著しく不公正な方法」(会社法247条2号類推適用)によるものとして、その差止めが認められた事例
東京高決
掲載日:2021年10月26日