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収賄容疑の前憲法裁判所長官に終身刑判決(インドネシア)

著者等
前川陽一

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出版社
長島・大野・常松法律事務所
書籍名・掲載誌
NO&T Asia Legal Update ~アジア最新法律情報~ 第17号(2014年8月)
業務分野

※本ニュースレターは情報提供目的で作成されており、法的助言ではありませんのでご留意ください。また、本ニュースレターは発行日(作成日)時点の情報に基づいており、その時点後の情報は反映されておりません。特に、速報の場合には、その性格上、現状の解釈・慣行と異なる場合がありますので、ご留意ください。

1. 事実の概要
ジャカルタ汚職裁判所は、2014年6月30日、前憲法裁判所長官のアキル・モクタル被告人に対して、汚職撲滅法(1999年法第31号)違反の事実を認定し、終身刑に処するとの判決を宣告した。
現地での報道によれば、アキル氏は2008年から憲法裁判所判事、2013年から同長官に就任したところ、在任中の2010年から2013年にかけて、15の地方自治体首長選挙の結果にかかる不服申立審査事件に関連して、特定の候補者に有利な審査をする見返りに賄賂を要求、合計570億ルピア(約5億円)を収受したということである。
汚職に関する報道がほとんど日常茶飯事になっている現地でも、本判決は汚職事件の被告人に対して終身刑が初めて適用された事例として注目を集めている。現地の報道は、本判決について、司法機関のトップが公正であるべき選挙結果を賄賂によって歪め民主主義をないがしろにした点を厳しく指弾するものとして評価した。

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